床矯正治療(ヨーロッパ発祥のできるだけ歯を抜かない矯正法)

ヒトの歯が子供時代に一度生え変わる事はご存じのことでしょう。
小学校に入学前に就学時健康診断があります。
ちょうどこの時期に下の前歯が生え変わったり、新たな奥歯が生えたりします。
しかし、きれいにおとなの歯に入れ替わらなかったり、なかなか生えてこなかったり
する子供たちが最近たくさんいます。
なぜでしょう。
それは、生まれて歯が生えてから、乳歯の時代に正しく食事を取ることが身に着けられなかったからです。
食事をとる事は運動、特にあごの運動です。
あごの運動が足らないとあごが歯を受け入れる大きさに育たないのです。
そこで先述した、いわゆる歯並びやかみ合わせが正しくない状態が起きるのです。
床矯正治療とは、その正しく育たなかったあごの成長をフォローし、小学校高学年から始まる成長期までに正しい状態に改善する治療です。


くわしくは、日本床矯正研究会のHPへ

この矯正治療は、歯の表面に直接針金を張り付けて歯を移動する方法ではなく、入れ歯の様に洗って取り外しができる「床装置(しょうそうち)」と呼ばれる器械を使って、歯並びやかみ合わせの改善していきます。
動画でご紹介している様に、
この床装置の中には小さなスクリューが埋め込んであり、こちらをご自分で少しずつ回していくことによって歯の並ぶスペースを確保します。

装置開始にかかる費用は上あごまたは下あごどちらかの場合で※10万円程度と比較的安価に始められます。
(※検査料金3万円と装置料金6万円(上か下どちらか一つの場合)+消費税)
資料をご希望の方には内容を説明した小冊子を差し上げています。
小冊子請求はこちら

主幹の鈴木設矢先生と末廣院長

床矯正研究会主幹の鈴木設矢先生と末廣院長

今、お口がポカンと開いている子供が激増しています。

特にコロナウイルス感染症の影響によりマスクをしている事が多いので、ますます大変気になります。

<床矯正の生まれたききさつ>

元来、矯正装置は貴金属を使用する繊細で高価な器具でしたが、第一次世界大戦の敗戦した当時のドイツは賠償金の発生により、ナチスが歯科治療に対しぜいたく品(貴金属)の使用禁止令を出したため治療方法を換える必要がありました。そこで生まれたのが金属使用を減らした入れ歯型の装置「床装置」です。
したがって費用が安く抑えられるのです。